集合的無意識に近づきたい

社会の底辺で生きる高齢ド素人が《ミスiD》オーディションに応募した経過を綴ります。面白ネタも書きます。

世界の”愛と平和”を祈る天使・ゆきちゃん〈ミスiDセミファイナリスト〉について

 

 

 ある日、こんなメッセージが届いた。

 

 

 

ゆきちゃんは、私と同じく、講談社主催のアイドルオーディション《ミスiD》セミファイナリストに選ばれたメンバーだ。幼さと大人っぽさがミックスしたような不思議なルックスに、あどけない声。動画を見るとわかるように、ゆきちゃんの独特の世界観に引き込まれる。

 

 

 

 

 

youtu.be

 

 

 

さらに、ツイッターを見ると、言葉のセンスも光っている。

 

 

 

 

ゆきちゃんは今まで、”生きてるのに死んでるみたい”に人生を過ごしてきたという。幼い頃に、家族で行った旅行先で意識をなくし、生死の境をさまよった。身体に不自由さが残ってしまったものの、なんとか回復はできた。ところが、その間は、食事をしては寝る、の繰り返し。現在は大学生だが、寝ていることがほとんどであるそうだ。

 

そんなある日、ゆきちゃんはミスiDオーディションを発見した。『死んだふりして生きてるのはもう飽きた』という言葉に運命を感じ、応募締切当日にエントリーをした。その上ゆきちゃんは、ミスiDの2次選考を通過し、セミファイナリストまで登りつめることができた。

 

そして今、ツイッターで、ゆきちゃんの活躍ぶりが目覚ましい。ゆきちゃんは、”自由研究”と題し、ミスiDセミファイナリスト100名と友だちになる運動を続けている。1人1人のプロフィールと自己PR動画を見て、名前を書いた一覧表を作り、1人ずつメッセージを送っている。私に届いたメッセージも、その一つだ。なぜ、ゆきちゃんはこのような自由研究を始めたのか。

 

 

 

  

なんて優しさに溢れた言葉だろう。自分の幸せだけではなく、相手の幸せも考える。さらに、世界の人々の幸せを思いやる。ゆきちゃんは”本気で”それを考えている。まるで仏様のようだ。そして、とても哲学的な思想も持ち合わせている。ゆきちゃんの活動や言葉に共感する声は多く、たった1週間で、ゆきちゃんのツイッターのフォロワー数は100を超えた。

私も、ゆきちゃんに心を打たれた一人だ。もっと積極的に他の人と関わって、自分の力を最大限引き出す努力をしよう、という気持ちにさせてくれた。本当に感謝している。この記事を書きたいと思ったのは、そのような理由からだ。

 

 

ゆきちゃんのことを考えると、村上春樹の小説『海辺のカフカ』のナカタさんを思い出す。ここからは、私独自の視点から語らせていただく。

 

ナカタさんは、猫と会話のできる一風変わった老人だ。彼は昔、山で学校の野外実習を行っているとき、集団昏睡に巻き込まれた。子どもたちは、何の異常もなく目を覚ました。しかし、ナカタさんだけが、長期間眠り続け、意識が戻ったときには、それまで普通にできていたこと(文字を書く、読むなどの知的な行為)ができなくなっていた。そして自分は”からっぽ”な人間であるという感覚を持ち続けることになった。その代わり、ナカタさんは猫と話せるようになり、’空から魚を振らせる能力’を得た。なぜ、このようになってしまったのか。

ナカタさんの行動を考察した本『思春期をめぐる冒険(岩宮恵子著)』から引用させていただく。

 

 

向こう側に行くということは、日常的な時の流れを飛び超え、因果関係で成り立っている世界から離れて、もうひとつ別の現実を生きるということである。この次元での現実を直接的な形で体験することは、ナカタさんや佐伯さんの例からもわかるように、この世的には相当な犠牲を強いられることになる。その犠牲の強いられ方は、人によってまったく違うようだ。

 

〈向こう側〉とは、〈別の世界〉のことである。ナカタさんは、たまたま〈向こう側〉に行ってしまい、特異な力を受け取った。しかし、その恩恵として、現実世界での生きづらさも与えられてしまったのである。また、次のような記述もある。

 

向こう側には、善悪の峻別はない。だから、向こう側の世界の力と結びつくことは、善悪の峻別を越えた力と結びつくことになる。…それは偉大な善にも、とてつもない悪にもなりうる。この世界に圧倒されたとき、この世の生は重みをなくし、歪んでしまう。世界の歪みが正されるとき、このような生にかかわる歪みも正される。そして、歪みを正す役割を担っているのがナカタさんなのである

 

物語的に言わせてもらうならば(※)、ゆきちゃんは一度〈向こう側〉に行ってしまい、〈こちら側〉で生きていくための要素を、置いてきてしまった。しかし、その代償として、ゆきちゃんは他の人にはない”センスと感覚”を身につけた。

(※:もちろん、これは物語だ。猫と話したり、魚を空から降らせることは、フィクションでしかない。では、ゆきちゃんのどこがナカタさんと結びつくのか?現実世界は、”象徴的に”物語とリンクしている部分もあるのだ)

 

ゆきちゃんのツイートは、人の心へ率直に響く言葉が多い。〈向こう側〉を体験した人しか語れない、特有の言語なのだ。

 

 

 

 

 

 

 ナカタさんが勇気を持って「歪みを正す」行動をしたように、ゆきちゃんは”愛と平和”の精神を持って、この世界の正しさを示そうとしているように思えてならない。

 

 

”生きてるのに死んでるみたい”な感覚で生きてきた女の子が、世界の愛と平和のために動いている。おおげさすぎるかもしれない。でも、ゆきちゃんの行動力と言葉の素直さを見てほしい。私には、普遍的な”愛と平和”の運動をしているように感じられるのだ。

「ゆきは、からっぽだから」と語っているが、本当にそうだろうか。ゆきちゃんの生い立ちを考えると、本人の感じる本当の痛みは想像するしかないけれど、普通より困難な状況で世の中を生きていくためには、”相当な”苦労と努力が必要だったはずだ。それでも、勇気を持ってミスiDに応募し、”愛と平和”の運動によって、他人を励まし、勇気を与えている。

そんな人を”からっぽ”だとは感じない。自分の強い意志にしたがって生きる、とても芯のある人に思う。

 

 

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ゆきちゃんは、本物の天使なのではないか。または、”天使的な役割”を与えられた存在なのではないだろうか。

 

これからもゆきちゃんは、”愛と平和”の運動を続けていくという。

世界のために。そして、ゆきちゃんが《ゆきちゃんになる》ために。

 

今後も、ゆきちゃんの活躍に目が離せない。

 

 

ゆか

=★アイドルオーディション《ミスiD》セミファイナリスト選考中です★=

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